CMYKとRGBについて

パソコン上での画像データは通常RGB(レッド・グリーン・ブルー)という光の三原色で表される表現仕様です。赤・緑・青(RGB)の3色が掛け合わされることで白に近づきます。(色が混ざるほど明るくなり、白に近づくため加法混色とも言います)
CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)は、シアン・マゼンタ・イエローよる色の三原色で混ぜれば混ぜるほど明度が下がり黒に近づくので減法混色と言われています。印刷では、黒い部分を引き締めるためにブラックを追加してCMYKの4色で最終的な色を表現しています。

  • IllustratorのカラーモードをCMYKに設定する。

    長方形ツールを選択した状態にします。(図1参照)

    「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」を選択。(図1参照)

    CMYKとRGB-ドキュメントのカラーモードを変更

RGBデータでの入稿が増えています

デジタルカメラが普及し、お客様のほとんどがOffice系ソフトを使用されていることもあり、写真やイラストがRGBカラーデータのまま貼り込まれて入稿されるケースが増えています。デジタルカメラで撮影されたデータやOffice系ソフトで作成された画像データはすべてRGBデータです。
RGB画像のCMYK変換は社内のシステム機能で変換が出来ますが、CMYKモードの色表現領域がRGBモードに比べると狭いので、印刷用に変換すると一般的に色がくすんだり、K(墨)版のバランスの関係で自然な階調が失われたりします。