制作のF井です。
先日21世紀美術館で月岡芳年の浮世絵展を見てきました。
月岡芳年は、浮世絵師 歌川国芳のもとで浮世絵を学び明治時代に活躍した有名な浮世絵師のひとりです。
この展示の中でスタンプラリーもおこなわれており、会場内の各所に設置されてある消しゴムはんこで多色刷り版画を体験することもできました!
合計6枚の版(消しゴムはんこ)があり、各版ごとに色がわかれておりそれを一枚の紙に順に押していくとひとつの絵が完成するという仕組みです。
消しゴムはんこ、簡単そうに見えますが結構難しかったです。
同じ位置に均等に力をいれて押すという作業を6回、慎重にしてたつもりがズレました😅
現代の印刷は全て機械で色をつけますが、昔の印刷は色ごとに版をわけ、色の上に色を重ね、力加減で風合いを変えたりと一つ一つが手作業で手間と時間と技術を重ねて一つの絵を作っていたのかと思うと本当に素晴らしい技術だなと思いました。
月岡芳年で作品を検索していただければわかるかと思いますが「これ本当に版画!?」と思うほどに線や塗りがとても細かくまさに芸術作品です。
昔の人々の技術には驚くことばかりで、とても満足した展示内容でした👏
感動したと同時に私も丁寧なモノづくりを心がけていこうと改めて思いました。